
2025年8月17日午後4時03分、タイ・チョンブリー県バンラムン地区(Banglamung)のアパートに対し、警察による強制捜査が行われ、違法な銃器および弾薬を所持していたとされる22歳の男性が逮捕されました。事件を主導したのは、バンラムン警察署の署長、**サラウット・ヌチャナート警察大佐(Pol. Col. Sarawut Nuchanart)です。

捜査の背景と実施体制
今回の捜査は、**2025年8月16日にパタヤ地方裁判所が発行した令状(No. 172/2568)**に基づいて実施されました。令状により、ノンプルー(Nongprue)地区のMoo 13にあるアパートへの捜索が法的に認められたのです。
捜索チームは、副捜査責任者コーンポン・スクウィシット警察中佐(Pol. Lt. Col. Kornphong Sukvisith)をはじめ、捜査担当のマジョーライト・ウッティポン・カーサ警視(Pol. Maj. Wutthipong Kasa)、ソマン・ブーンカエウ警部補(Pol. Capt. Soman Boonkaew)、**ナロン・ウアムイン警部補(Pol. Sub-Lt. Narong Uam-in)**ら複数の捜査官で構成されていましたThe Pattaya News。

逮捕された容疑者と押収品の詳細
逮捕されたのは、ロイエット県出身のPornchai Aneknual(別名:Chai または Thanwa)、22歳の男性で、違法な銃器および弾薬の所持により起訴されていますThe Pattaya News。
現場では以下の物品が押収されました:
- 改造されたAK-SA Arms P365 ブランク銃
- .380口径弾が装填されたマガジン
- .380口径弾丸 10発
- 透明プラスチック製の弾薬ケース
- 黒いピストルケース
これらの品目は、いずれも所持に必要な許可を得ていないものと見られ、Pornchai容疑者には「許可なく銃器と弾薬を所持した罪」での起訴が進められていますThe Pattaya News。
なぜ重大視されるのか?背景と意義
タイでは銃器や弾薬の所持は非常に厳しく規制されており、許可なしに所持すること自体が重罪となります。特に観光地として知られるパタヤ周辺での銃器所持は治安上の大きなリスクであり、迅速な捜査と逮捕は、地域の安全性を保つために不可欠です。
また、今回のような摘発は、地元住民への安心感の提供だけでなく、国外からの観光客に対するメッセージとも捉えられます。すなわち、「パタヤ近郊では犯罪には徹底対応する」という姿勢が、治安維持に貢献すると言えるでしょう。
今後の展開:起訴・裁判・地域への影響
逮捕後、Pornchai容疑者は警察署に収容され、今後正式に法的手続きが進められる予定です。起訴内容は「銃器および弾薬の無許可所持」で、証拠に基づいた立件が行われる見通しです。
地域社会や観光業界にとっては、捜査の透明性と迅速な手続きが望まれており、今後の捜査進展には強い関心が集まっています。